UNEMPLOYED ECONOMICS

失業中で暇な人が経済学を学んでいくブログです。

『マンキュー経済学Ⅱ マクロ編(第3版)』

『マンキュー経済学Ⅰ ミクロ編(第3版)』(N・グレゴリー・マンキュー著、東洋経済新報社)を読み終わったので、次はこの本です。

 

 

ミクロ編を読み終わったら、次はもちろんマクロ編ということで、『マンキュー経済学Ⅱ マクロ編(第3版)』(N・グレゴリー・マンキュー著、東洋経済新報社)です。

ミクロ編と同じように内容を軽くまとめながら読んでいきたいと思っていますが、第Ⅰ部「イントロダクション」はミクロ編と全く同じ内容が収載されているので、第Ⅱ部「マクロ経済学のデータ」からまとめていくことにします。

 

第Ⅰ部も再度読み直したのですが、第2章「経済学者らしく考える」に出てくる「表2-1 政策提言と経済学者の賛同率」が面白かったので、ちょっとご紹介したいと思います。

これは、経済政策に関する提言について、経済学者に賛同するかどうかアンケートを行ったものです。

全部引用すると長いので、気になった項目だけちょっと引用してみたいと思います。

 

2 関税と輸入割当ては一般的な経済厚生を低下させる 93%

4 不完全雇用状態の経済では、財政政策(減税や財政支出拡大)には顕著な景気刺激効果がある 90%

6 アメリカのような先進国における経済成長は、経済厚生のさらなる改善につながる 88%

10 連邦予算を均衡させるためには、毎年の値ではなく景気循環を通じての値を均衡させるべきである 85%

13 巨額の財政赤字は経済に悪影響をもたらす 83%

14 アメリカにおいて、所得再分配は政府の正当な役割である 83%

15 インフレは主にマネーサプライの過剰な増大によって生じる 83%

 

賛同率80%以上の項目のうち、私が興味を持っている項目についてピックアップしてみました。

 

要するに、経済学者は自由貿易が良いと考えているし、財政政策は有効だと考えているし、経済成長は必要だと考えているし、財政の単年度均衡は必要ないと考えているし、巨額の財政赤字は問題だと考えているし、所得再分配は必要だと考えているし、通貨供給量が増え過ぎるとインフレになると考えているわけですね。

もちろん、経済学者が正しいと言っていることが必ずしも正しいとは限りませんが、これらのことについては、経済学ではほとんど決着がついていると考えてもよいのではないでしょうか。

私はどんな分野についても、とりあえず専門家の言うことには耳を傾けたほうがよいと考えていますし、これらの項目は特に間違っていないようにも思います(15番はちょっと微妙ですけど、「主に」とついているので、まあ妥当なのかなと思います)。

 

ただし、学問において正しいとされていたことがひっくり返ることはしばしば起こるので、どの項目についても100%ではないということも頭の隅に留めておいた方がよさそうですね・・・。

 

※注:2019年2月7日にAmebaブログにて投稿した記事を転載しています。