UNEMPLOYED ECONOMICS

失業中で暇な人が経済学を学んでいくブログです。

日本の実質賃金指数(2006~2016年)

では、アベノミクスによって実質賃金は上がっているのでしょうか、それとも下がっているのでしょうか。

 

・・・というわけで、厚生労働省ホームページで実質賃金指数(事業所規模5人以上)について調べてみました。

 

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出典:厚生労働省毎月勤労統計調査

 

厚労省ホームページには、2006~2016年の11年間のデータがありましたので、これをグラフにしてみました。

「実質賃金指数」というのは、名目賃金指数を消費者物価指数(持家の帰属家賃を除く総合)で割り、100を掛けたものです。

要するに、給与総額の指数を物価指数で割ることで、実質的に賃金が上がっているのか下がっているのかわかるというわけですね。

厚労省は「毎月勤労統計調査」を実施して、実質賃金指数を算出しています。

 

・・・結果は見ての通り、見事に賃金がダダ下がりしています(汗)

興味深いことに、2009年までと2013年からの自由民主党公明党政権期に実質賃金指数が急激に下がっています。

そして、民主党社会民主党国民新党政権期に実質賃金指数が持ち直しています(社民党は2010年5月に政権離脱)。

 

当たり前の話ですが、物価が下落する以上に名目賃金が下落したり、名目賃金が上昇する以上に物価が上昇したりすれば、実質的に国民は貧しくなってしまいます。

ネトウヨネット右翼)さんたちは、「民主党政権期に日本経済がガタガタになった!」と宣伝していますが、実質賃金指数を見る限りでは、どう考えても労働者の生活は自民党公明党政権期に苦しくなっています。

確かに、アベノミクスでいろいろな経済指数は良くなっているのですが、一般の労働者の実感は、このグラフの示す通りではないでしょうかねぇ・・・。

2016年はプラスに転じているので、今後は実質賃金も上がっていくのかもしれませんが、これではアベノミクスに対する反発が広がるのも致し方ないかもしれませんね。

 

明日は、いよいよ投票日。

あと一日しっかり考えて、投票先を決めたいと思っています。

 

※注:2017年10月21日にAmebaブログにて投稿した記事を転載しています。