UNEMPLOYED ECONOMICS

失業中で暇な人が経済学を学んでいくブログです。

立憲民主党・枝野幸男代表街頭演説(2017年10月4日)

10月4日に東京都中野区の中野駅北口で行われた、立憲民主党枝野幸男(えだの・ゆきお)代表の街頭演説です。

 


2017-10-04 立憲民主党代表 枝野幸男 街頭演説@中野駅北口

 

演説全文を聞きたい方は動画を見ていただくとして、私が気になったところをピックアップして文字起こししてみたいと思います。

 

(動画1:57くらいから)

分断という話があります。

格差が拡大をして、ごく一部の人がどんどん豊かになる一方で、貧困が拡大をする。20年、30年前は当たり前であったことが、当たり前だった暮らしが、当たり前ではなくなっている。

それは当事者の皆さんの問題だけではない。社会全体が荒廃をしていく。その道筋を誰かが止めなければならない。

格差の拡大を放置して、貧困にあえぐ人を放置して、そんな社会が、みんなが幸せになる社会になるはずがない。

富める者を、強い者を強くすることで、社会全体を引き上げるという上からの政治ではなくて、厳しい環境にある人を、苦しんでいる人を、社会を下から支えて押し上げる。こうしてこそ日本の社会は前に進んでいくんじゃないですか。

 

(動画6:23くらいから)

片方で、過去最高の収益を上げている。そして、企業にとっての貯金である内部留保が過去最大になっている。その法人税を減税しておいて、国民の皆さんには消費税をもっと払え。そんな理不尽なこと、ありますか?

将来の安心のためには、国民の皆さんに負担をお願いする。そのことも必要です。

でもそのためには、大前提がある。ちゃんと公平な、公正な税の制度であること、仕組みであること。その税がしっかりと、正しくきちっと無駄遣いされずに使われているかということ。

そして、それを扱う政治が信頼されているかということ。

その信頼なしに、消費税を上げるなんていうことは許されるはずがない。

 

私は消費税増税には賛成なのですが、枝野代表は消費税を今すぐ上げるべきではないと考えているようですね。

まあ、消費税増税凍結とか、消費税減税とか、消費税廃止とか、そういう話ではなさそうなので、いずれ増税してくれればそれで良いと思います。

 

問題なのは消費税を増税することではなくて、所得税法人税を減税していることです。

「消費税を増税して、所得税を減税する」という税制改革を行うと、政府の所得再分配機能が低下して、所得格差が広がってしまいます。

法人税については、世界中で法人税引き下げ競争が行われているような状況なので、仕方がないところではあります。

しかし、「大企業が海外に逃げてしまうので、法人税を減税して、代わりに消費税を増税します」というのであれば、「大企業のために政治があるの? 国民のために政治があるんじゃないの?」っていう話ですよね。

これは日本だけではどうにもできないので、グローバル経済に対応した国際課税の枠組みを構築していく以外に手はないのではないかと思います。

 

消費税増税に賛成という立場から言えば、自由民主党公明党にも一票を入れる可能性があります。

今回の総選挙は、どこに入れるかけっこう迷いますね~。

投票日までまだ2週間近くありますから、ゆっくりじっくり検討したいと思います。

 

※注:2017年10月9日にAmebaブログにて投稿した記事を転載しています。