UNEMPLOYED ECONOMICS

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『マンキュー経済学Ⅰ ミクロ編(第3版)』第Ⅱ部読了

『マンキュー経済学Ⅰ ミクロ編(第3版)』(N・グレゴリー・マンキュー著、東洋経済新報社)の第Ⅱ部「市場はどのように機能するか」を読み終わったので、内容を軽くまとめておきたいと思います。

章立てとしては、第4~6章になります。

 

マンキュー経済学 I ミクロ編(第3版)

マンキュー経済学 I ミクロ編(第3版)

 

 

ここで重要なのは、やはり需要と供給による市場メカニズムですね。

ここで想定されている市場は「完全競争市場(perfectly competitive market)」で、独占や寡占といった問題は後の章で扱うことになります。

 

需要と供給のバランスによって価格が決まり、価格によって需要と供給が均衡するように調整されるという仕組みは、そんなに難しいものではないですよね。

しかし、この偉大なシステムは、誰かが人為的に需要と供給を調整するよりも、はるかに効率よく、はるかに公平に、希少な経済的資源の配分を成し遂げるんですね。

ですから、「経済学の十大原理」の第6原理で示されている通り、「通常、市場は経済活動を組織する良策である」ということになります。

大雑把に分けると、この「市場経済(market economy)」のシステムを採用しているのが自由主義国、それに対して、「計画経済(planned economy)」のシステムを採用しているのが社会主義国ということになります。

しかし、社会主義国の経済運営があまりうまくいかず、現在では軒並み市場経済を導入しているところを見ると、どうやら計画経済より市場経済のほうが優れていることは間違いなさそうですね。

 

需要や供給が、市場の変化にどれだけ反応するかを「弾力性(elasticity)」と言います。

例えば、需要が価格の変化にどれだけ反応するかは「需要の価格弾力性(price elasticity of demand)」、供給が価格の変化にどれだけ反応するかは「供給の価格弾力性(price elasticity of supply)」と呼ぶわけですね。

需要・供給・弾力性の考え方を用いることで、さまざまな経済的な問題について分析することができるようになります。

 

価格を直接規制する政策の実施例として、この教科書では家賃規制と最低賃金が挙げられています。

日本では、家賃の上限規制というのはあまり聞いたことがないですが、アメリカでは一般的な規制のようですね。

結論としては、このような価格規制を行うと、価格によって需要と供給が均衡することを阻害してしまうため、家賃の上限規制は住宅不足をもたらし、賃金の下限規制は失業をもたらすということになります。

残念ながら、「貧困を撲滅するためには、最低賃金を上げればいい!」という単純な話ではないのですね(涙)

 

少しずつ内容が難しくなってきましたが、焦らずゆっくりと読み進めていきたいと思います。

 

※注:2016年10月8日にAmebaブログにて投稿した記事を転載しています。