UNEMPLOYED ECONOMICS

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『マンキュー経済学Ⅰ ミクロ編(第3版)』第1章読了

『マンキュー経済学Ⅰ ミクロ編(第3版)』(N・グレゴリー・マンキュー著、東洋経済新報社)の第1章「経済学の十大原理」を読み終わったので、内容を軽くまとめておきたいと思います。

 

マンキュー経済学 I ミクロ編(第3版)

マンキュー経済学 I ミクロ編(第3版)

 

 

第1原理:人々はトレードオフ(相反する関係)に直面している

第2原理:あるものの費用は、それを得るために放棄したものの価値である

第3原理:合理的な人々は限界原理に基づいて考える

第4原理:人々はさまざまなインセンティブ(誘因)に反応する

第5原理:交易(取引)はすべての人々をより豊かにする

第6原理:通常、市場は経済活動を組織する良策である

第7原理:政府が市場のもたらす成果を改善できることもある

第8原理:一国の生活水準は、財・サービスの生産能力に依存している

第9原理:政府が紙幣を印刷し過ぎると、物価が上昇する

第10原理:社会は、インフレと失業の短期的トレードオフに直面している

 

第1原理は「トレードオフ(trade-off)」、第2原理は「機会費用(opportunity cost)」、第3原理は「限界効用(marginal utility)」、第4原理は「インセンティブ(incentive)」、第5原理は「比較優位(comparative advantage)」、第6原理は「市場経済(market economy)」、第7原理は「市場の失敗(market failure)」、第8原理は「生産性(productivity)」、第9原理は「インフレーション(inflation)」、第10原理は「フィリップス曲線(phillips curve)」についての原理となっています。

 

まず、とにかく押さえておかなければならないのが、トレードオフについて表している第1原理ですね。

「無料の昼食(フリーランチ)といったものはどこにもない(There ain't no such thing as a free lunch.)」ということわざが示す通り、私たちは何かを手に入れるためには、他の何かを同時に手に入れることをあきらめなければなりません。

1万円の商品Aを買うということは、同じく1万円の商品Bを買うことをあきらめるということです。

商品Aも商品Bも両方欲しいのであれば、2万円支払うしかないのです。

もちろん、これは経済における「原則」的な考え方であり、厳密には「例外」もあるでしょうが、ネット上によく見られるような経済問題の解決策は、一見「フリーランチ」のように見えるけど、よく考えると、ただ単に「他人に痛みを押し付けているだけ」のものが多いように思われます。

 

個人的には、第3原理がちょっとわかりづらいかなと思います。

水は生きるために必要不可欠なものですが、コップ1杯の水はとても安いです。

その理由は、水はすでに大量にあるので、コップ1杯追加することによって得られる利益は非常に小さいからです。

これが、「限界効用逓減の法則(law of diminishing marginal utility)」というやつですね。

 

第8原理以降は、本当にそうなっているのか少し不安な面もあります。

やはりマクロ経済学については、いろんな立場や考え方があるということなんでしょうね。

 

※注:2016年9月29日にAmebaブログにて投稿した記事を転載しています。