UNEMPLOYED ECONOMICS

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『スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編』

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編』(ティモシー・テイラー著、かんき出版)を読み終わったので、次はこの本です。

 

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編

 

 

スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 マクロ編』(ティモシー・テイラー著、かんき出版)です。

ミクロ編を読み終わったら、次はもちろんマクロ編ですね。

 

ここで、池上彰さんによる監訳者まえがきを、一部引用してみたいと思います。

 

 日本経済は、長いあいだデフレに苦しんできました。デフレから脱却するため、公共事業の拡大などの財政政策がとられてきましたが、財政状態が悪化するばかりで、デフレ脱却には結びついていません。これについて著者は、こう書きます。

「財政政策は痛みをやわらげるだけで、痛みのもとを取り除くことはできないのです」

 これは、日本の政治家には耳が痛いのではないでしょうか。

 2012年暮れの総選挙で誕生した自民党安倍晋三内閣は、日本銀行のデフレ対策が十分ではなかったとして強い批判をつづけ、総裁と副総裁を総入れ替えしました。これにより、今後、日銀の金融政策がうまくいくのでしょうか。本書の著者の解説を読んで、考えてみましょう。テイラー氏は、こう言います。

「デフレによってもたらされた不況には、金融政策がうまく効かないのです」

 これは、アベノミクスに対する、やんわりとした批判になっていますが、もちろんこれは、日本でアベノミクスが打ち出される前に書かれた本です。著者の考えは、経済学界多数派のオーソドックスな理論です。

 

この金融・財政政策についての考え方は、私も全く同意見です。

ネット上には、「日本の経済低迷は、金融緩和しない日本銀行のせいだ!」とか、「日本の経済低迷は、財政出動しない財務省のせいだ!」とか、トンチンカンな主張をする人たちが多くいますが、マクロ経済学をきちんと学ぶことで、そういう単純な話ではないことが理解できるはずです。

 

私もまだ、マクロ経済学については分からないことだらけですので、この本でじっくり勉強していきたいと思います。

 

※注:2016年9月25日にAmebaブログにて投稿した記事を転載しています。