UNEMPLOYED ECONOMICS

失業中で暇な人が経済学を学んでいくブログです。

先進国の一般政府債務(対GDP比)

前回は、「国の財務書類」の貸借対照表を見ることで、国(中央政府)の資産・負債差額はー492兆円であることを確認しました。

一般会計・特別会計を合わせた負債は1172兆円に達していて、やっぱり1千兆円を超える借金を抱えているということがわかります。

 

それでは、他の先進国の債務はどのようになっているのでしょうか?

 

・・・というわけで、経済協力開発機構(Organisation for Economic Co-operation and Development:OECD)ホームページで先進国の一般政府債務(対GDP比)を調べてみました。

 

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出典:経済協力開発機構OECD)「General government debt

 

「先進国」は、経済協力開発機構OECD)加盟国としました。

「一般政府」というのは、中央政府と地方政府と社会保障基金を合わせたものです。

社会保障基金」には、公的年金保険、公的医療保険雇用保険などが含まれます。

2015年のデータには肝心の日本が含まれていませんでしたので、今回は2014年のデータが揃った31ヵ国についてグラフにしました。

 

内閣府の統計である「国民経済計算(GDP統計)」は、国際連合が定めている「1993SNA」という体系に従って集計されています。

各国が同じ基準で統計を取ることで、国際比較が容易になっているわけですね。

それによると、2014年末の一般政府債務は1212兆円に達していて、やっぱり1千兆円を超える借金があることがわかります。

 

一般政府債務の対GDP比を先進各国と比べてみると・・・結果は一目瞭然、日本が桁違いに大きな債務を抱えていることがわかります。

財政破綻したギリシャをはるかに超える債務となってしまっているわけですが、幸いにして日本とギリシャでは状況がかなり違っているので、すぐに日本も財政破綻するということはないと思われます。

しかし、日本政府の抱える借金が途方もない額になっていることは、どうやら疑いもない事実のようですね。

 

※注:2016年9月14日にAmebaブログにて投稿した記事を転載しています。

現在の国民経済計算(GDP統計)は、「2008SNA」という新しい体系に移行していますので、ご注意ください。