UNEMPLOYED ECONOMICS

失業中で暇な人が経済学を学んでいくブログです。

日本の普通国債残高(1996~2015年度)

これまで、90年代に盛んに公共事業が行われ、2000年代以降は公共事業関係費が急速に減少しているということを見てきました。

しかし、公共事業が減っているにもかかわらず、やっぱり「国の借金が・・・」というニュースが流れていますよね。

国は、いったい何にそんなにお金を使っているのでしょうか?

 

・・・というわけで、財務省ホームページで普通国債残高(年度末)を調べてみました。

 

f:id:unemployed-economics:20181011105056p:plain

出典:財務省国債等関係諸資料

 

普通国債」というのは、償還や利払いが主に税財源によって賄われている国債のことです。

普通国債の他に「財政投融資特別会計国債(財投債)」という国債もありますが、こちらは償還や利払いが財政融資の貸付回収金によって行われているという違いがあります。

財務省ホームページには過去20年間の国債残高のデータしか載っていなかったので、今回は1996~2015年度のグラフを作成してみました(2015年度は補正予算ベース見込み)。

 

・・・うーん、ものすごい勢いで国債残高が積みあがっていることがわかりますね。

 

2004年度末までは特例国債よりも建設国債の残高が多いのですが、現在ではすっかり特例国債の方が多くなっていることがわかります。

特例国債」というのはいわゆる赤字国債のことで、国の歳入不足を補うために発行される国債です。

建設国債」というのは公共事業費などの財源として発行されるもので、建設国債を発行してもなお歳入が不足するときには特例国債を発行するわけですね。

「その他の国債」というのは、借換国債とつなぎ国債(減税特例国債・復興債・年金特例国債)の合計です。

 

つまり、昔は公共事業の実施により国の借金が増えていたのですが、今ではそもそも歳入が不足していることにより国の借金が増えているということなのですね。

 

※注:2016年8月19日にAmebaブログにて投稿した記事を転載しています。