UNEMPLOYED ECONOMICS

失業中で暇な人が経済学を学んでいくブログです。

日本のGDP(1994~2015年度)

そういえば、そもそも日本のGDPの推移をグラフにしていませんでしたね・・・(汗)

 

・・・というわけで、内閣府ホームページでGDP国内総生産)を調べてみました。

 

f:id:unemployed-economics:20181010110451p:plain

出典:内閣府国民経済計算(GDP統計)

 

GDPデフレーターGDP deflator)というのは、名目GDPから物価変動分を調整する際に用いられる価格指数です。

名目GDPGDPデフレーターで割って100を掛けたものが、実質GDPとなるわけですね。

参照年は2005年なので、2005年のGDPデフレーターを100として計算されているということになります。

平成17年基準(1993SNA)のデータは1994年度までさかのぼれますので、今回も1994~2015年度のグラフを作ってみました(2015年度は2次速報値)。

 

名目GDPは500兆円を行ったり来たりで、残念ながらほぼ横ばいです。

それに対して、実質GDPは80兆円以上増えていて、少しずつですが我が国は経済成長していることがわかります。

どうしてこのような差が出るのかというと、物価の下落により、GDPデフレーターが低下しているからですね。

要するに、「デフレが続いていたから」ということになります。

 

ここで、前回の公的固定資本形成のグラフと見比べてみると、名目GDPの推移とまったく一致していませんよね。

2000年代に公的固定資本形成が急激に減少したにもかかわらず、名目GDPはわずかに増加している(デフレなので、実質GDPはさらに増加している)わけですから、どうやら公共投資の減少で日本経済が縮小したということはなさそうです。

そもそも2002年2月~2008年2月は、「いざなみ景気」と呼ばれる戦後最長の景気拡大期だったわけですから、「公共事業縮小でデフレ不況!」などということはないことがわかると思います。

 

※注:2016年8月18日にAmebaブログにて投稿した記事を転載しています。

現在の国民経済計算(GDP統計)は、2008SNAへの移行により数値が改定されていますので、ご注意ください。