UNEMPLOYED ECONOMICS

失業中で暇な人が経済学を学んでいくブログです。

日本の完全失業率(2006~2016年)

アベノミクスによって経済成長が促進されたわけではないとしても、なんとなく雇用は改善しているような気がするので、今回は日本の完全失業率について調べてみました。

 

完全失業率というのは、労働力人口(就業者と完全失業者の合計)に占める完全失業者の割合のことです。

完全失業者というのは、簡単に言えば「就職活動をしていて働いていない失業者」のことです。

ですから、調査期間中に1時間でも働いていれば「就業者」に、就職活動をしていなければ「非労働力人口」にカウントされます。

経済の状況が良くなれば、「働きたいのに仕事見つかんねーよ!」って人も減るわけですね!

 

・・・というわけで、総務省統計局ホームページで過去10年間の完全失業率(季節調整値)を調べてみました。

 

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出典:総務省統計局「労働力調査

 

2016年4月分が最新なので2006年5月分までさかのぼってみると、当時は完全失業率4.1%であったことがわかります。

そこから急激に状況が悪化して、2009年7月には5.5%まで落ち込んでしまいます。

民主党社会民主党国民新党の3党連立政権に政権交代した2009年9月は完全失業率5.4%ですから、最悪な状況でバトンタッチしたことがわかりますね(汗)

そこからどんどん状況が良くなって、自由民主党公明党連立政権に政権交代した2012年12月には4.3%にまで改善しています。

そしてさらに状況が良くなって、最新の2016年4月は完全失業率3.2%となっています。

 

うーん、確かに良くはなっていますけど・・・(汗)

民主党政権時代から順調に改善し続けていることを考えると、これって、アベノミクスの成果なんですかねぇ・・・???(滝汗)

 

注目すべきは、2011年3月に東日本大震災が発生したにもかかわらず、その後も順調に数値が良くなっているということです。

東日本大震災は日本経済に大きなダメージを与えただろうということを考えると、(実際、2011年の実質経済成長率はー0.5%に落ち込んでいるわけですし)、これって、経済の良し悪しとは関係なしに改善してるんじゃないですかねぇ・・・???

つまり、民主党政権がよくやったとか、アベノミクスの成果とかではなくて、少子高齢化の進展や産業構造の変化などの、経済の良し悪しとは違う部分による影響が大きいのではないでしょうか。

 

もちろん良くなっていることは確かなので、それはそれで評価しなければならないとは思いますが、「これが、アベノミクスの成果だ!」って言われてもイマイチ納得できないですねぇ・・・。

 

※注:2016年6月22日にAmebaブログにて投稿した記事を転載しています。